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06 January 2009,Tuesday

『NHK大河ドラマ』のゆく年くる年? 【篤姫】から【天地人】へ

もう年が明けているので、このタイトルではおかしいのですが、昨年のNHK大河ドラマ『篤姫』は、なかなか好評の内に終わりました。
年間平均視聴率も24.5%と近年になく高く、また『2008年テレビドラマ最高視聴率ランキング』でも29.2%で堂々第1位でした。
普段は余り見ない妻や娘も欠かさず見ていたのでうなずけます。

 地元の新聞で知ったのですが、『篤姫』の演出は上田高校で私の2年後輩になる第68期卒の佐藤峰世氏だそうです。上田高校卒の女性の集まりに佐藤さんをお招きし、篤姫の製作についてお話いただいたとの記事でした。


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このドラマの中では結構〔名せりふ〕が多かったのですが、個人的には次の2つの言葉が印象に残っています。
  “一方を聴いて沙汰するな”
   “己の役割を果たす”
いずれも篤姫の母が娘に与えた言葉です。

“一方を聴いて沙汰するな”は、私も常に持って歩いている手帳に書き留め、自分自身の戒めとしています。
また“己の役割を果たす”は、まさに篤姫自身の生き方そのものであり、このドラマの主題の1つであったと思います。
従来は、安政の大獄で尊皇攘夷を唱える志士らを厳しく弾圧した人物として悪役的に描かれることが多かった井伊直弼も、己の私利私欲や権力欲からではなく、幕末という動乱の時代に幕閣トップとして与えられた難しい役割を果たそうとした人物として好意的に描かれていました。

宮崎あおい自身が、女優として篤姫という役を引き受けて見事それを演じ切りました。当初こんなかわいい頼りなげな娘が将軍の御台所として幕末の大奥を統べる大役がこなせるのだろうかと思っていましたが、ドラマの主人公が於一(おかつ)から篤姫そして天璋院へと成長していくともに、彼女も一人の女優として成長していっているのを感じました。

昔、あるセミナーで講師が次のように言ったのを鮮明に覚えています。
「社長など上に立つ人間は、それを自分の”地”でやってはいけない。それでは自分を超えることはできない。その役割を引き受けてそれを演じ切ることで自分の限界を超えることができる。」と。

今年の大河ドラマは、ご存知直江兼続を主人公とする『天地人』です。NHKでは盛んに事前の予告番組を組んでいますし、本屋の店頭には、「天地人」や「直江兼続」関連の本や雑誌が特設コーナーに並んでいます。放映前からのこれほどの盛り上がり(盛り上げ)は過去に余り記憶にないので、少々過熱気味ではないかと思います。
その効果もあってか1月4日の初回の平均視聴率は24.7%と、昨年の篤姫の時を上回り幸先のよいスタートを切ったようですが、さてこれから1年間どうなるか? これもまた1つの楽しみでもあります。

※追記
私も本ブログ【ライフアシストな日々】で、昨年3月に『信濃武士たちの行く末 ~直江兼続と信濃~』と7月に『米沢紀行』で兼続について書かせてもらっています。

★信濃の武士たちの行く末 その一
http://www.life-as.co.jp/blog/2008/03/post_27.html
★信濃の武士たちの行く末 その二
http://www.life-as.co.jp/blog/2008/03/post_23.html
★信濃の武士たちの行く末 その三 ~直江兼続と信濃~
http://www.life-as.co.jp/blog/2008/03/post_26.html
★米沢紀行 その一 ~直江兼続夫妻が眠る林泉寺~
http://www.life-as.co.jp/blog/2008/07/post_40.html
★米沢紀行 その二  
http://www.life-as.co.jp/blog/2008/07/post_42.html

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